- プロローグ
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統一暦057年。地球圏に暮らす人類にいまだ安らぎは訪れていなかった。
再び起きた宇宙移民の反乱に端を発した争いは次第にその戦火を広げ、地球圏全体を巻き込んだ戦争へと発展。
新たな勢力の台頭を呼び、地球は混迷をたどっていった。
次々と芽生える戦火の予兆。戦火が戦火を呼ぶ終わりの見えない状況の中、人々は戦い続ける−月面植民地の一部がギルトールを元帥とする「統一帝国ギガノス」を設立。
地球圏の統一政府である、UCEに対し独立を宣言。ギガノスは地球への侵攻を開始。
正体不明の無人兵器「木星蜥蜴」が地球に襲来。UCEは一年戦争以来の「戦時体制」を宣言する。地殻変動により深海で発見された巨大遺跡「オルファン」
オルファンを占拠する「リクレイマー」とUCEとの間で
オルファンの対となる存在の「ビープレート」争奪戦が激化。ギガノス帝国のラング・プラート博士が地球へ亡命。「D兵器」をもたらす。
UCEは兵力増強のため「ガンダム開発計画」を開始。
人々は明日のために懸命にもがき続ける。
しかし、本当の脅威はまだ見えぬところに…そして、一年後…オーストラリアUCEトリントン基地から物語は始まる。